ARTICLE SUMMARY

  • 美容は、気になるところを見つけて、次々と直していくことだけではありません。
  • 「何が足りない?」と考える前に、今の自分にすでにあるBeautyや、これまで育ててきた習慣にも目を向けてみる。
  • CHANGEだけではなく、KEEP・USE MORE・NOT IMPORTANTも、自分に合うBeautyを選ぶための大切な判断です。

美容について考えていると、いつの間にか「気になるところを探すこと」が習慣になっていることがあります。

シミやシワ、髪の変化、フェイスライン。

年齢を重ねれば、肌も髪も身体も少しずつ変わっていきます。その変化に気づき、「少し整えたい」と思うことも、ごく自然なことです。

自分の肌を丁寧に整えたい。髪をきれいに見せたい。以前より少し疲れて見えるところを整えてみたい。

そう思うことは、自分自身を大切にしたいという気持ちのひとつでもあります。

けれども、「気になる」と感じた瞬間に、それをすぐ「直さなければならない欠点」にしなくてもよいのではないでしょうか。

美容は、自分の中に
欠点を増やす時間でなくてもいい。

本当に変えたいと思っているのか。

少し整えるだけで心地よくなれそうなのか。

あるいは、誰かと比べたことで、急に気になり始めただけなのか。

同じ「気になる」という感覚でも、その理由は一つではありません。

だからこそ、すぐに答えを出す前に、「私は、なぜここが気になっているのだろう」と少し考えてみる余白を持ってもよいのだと思います。

欠点より先に、
今すでにあるものを見る

美容について考えると、まだ持っていないものへ意識が向きやすくなります。

もう少しハリがほしい。

もう少しツヤがほしい。

もう少し若々しく見えたら。

もちろん、そうした希望があってもいいと思います。

けれど、新しいものを探す前に、一度だけ今の自分にすでにあるものを見てみるのはいかがでしょうか。

今の肌や髪。

骨格や姿勢。

表情や声、笑い方。

自分に似合う服や色が、以前より分かるようになったこと。

何年も続けてきたケアや運動の習慣。

そして、これまでの時間の中で少しずつ身につけてきた、「私はこれが好き」「これは私には合わない」という感覚。

そうしたものもすべて、今の自分がすでに持っているBeauty Resourceです。

「何が足りない?」ではなく、
「私は、もう何を持っている?」

問いを少し変えるだけで、同じ自分の中にも、これまで見えていなかったものが見つかることがあります。

  • ここは、本当に変えたいと思っているだろうか。
  • 少し整えるだけで、もっと心地よくなれそうだろうか。
  • これからも、そのまま大切にしておきたいものは何だろう。
  • 今すでにあるものを、もう少し活かすことはできるだろうか。

自分を「欠点」という一つの見方だけで評価しないための問いです。

年齢を重ねてきた今だからこそ、新しく手に入れるものだけではなく、これまで自分が育ててきたものにも価値を置いてよいのだと思います。

Beautyの答えは、
「直す」だけではありません

Total Beauty Methodでは、自分自身について考えるとき、すべてを「変える/変えない」の二択にはしません。

そのときの自分に合わせて、いくつかの選択肢を持っておくことを大切にしています。

CHANGE
今の私が、変えてみたいと思うもの。
KEEP
これからも、そのまま大切に残しておきたいもの。
USE MORE
すでに持っていて、これからもっと活かしてみたいもの。
NOT IMPORTANT
今の私にとっては、それほど優先しなくてもよいもの。

すべてをCHANGEにする必要はありません。

肌については、少し整えてみたいところがある。

でも、笑ったときにできる表情のラインは、自分らしさとしてそのまま残しておきたい。

髪は少し手をかけてみたいけれど、白髪をすべて隠すことには、それほどこだわらなくなった。

身体も、若い頃の体型へ戻すことより、今より軽やかに動けることを大切にしたい。

一つの自分の中に、違う答えがいくつあってもいいのだと思います。

変えるものだけではなく、
残すものも、活かすものも、私が選ぶ。

すべてを直そうとするのではなく、今あるものを見ながら、「どこを少し変え、どこを残し、何をもっと活かすのか」を選んでいく。

それは、自分自身のBeautyを、自分の手で丁寧に編集していくことなのだと思います。

専門家とは、欠点を増やすのではなく、
一緒に整理していく

美容について専門家に相談すると、自分では分からなかった肌や身体の状態を知ることができます。

必要なケアや選択肢について、専門的な視点から教えてもらえることもあります。

そうした知識は、とても大切です。

一方で、自分では気にしていなかったところまで次々に「ここも改善できます」「こちらも変えられます」と言われることで、今まで感じていなかった不安が増えてしまう場合もあります。

美容相談の目的は、自分の中に新しい欠点を増やしていくことではないはずです。

今、自分は何を気にしているのか。

これからどんな自分でいたいのか。

すでにできていること、すでに持っているものは何か。

そして、安全性や効果を含めて、どんな選択肢があるのか。

そうしたことを、一緒に整理する時間であってもよいのではないでしょうか。

専門家は、欠点を増やす人ではなく、
私が選べる状態をつくる人へ。

専門家には、知識や経験があります。

今の状態について客観的に教えてもらったり、リスクや限界も含めて説明してもらったりすることは、自分で判断するための大切な材料になります。

けれども、何を変えたいのか、何をそのまま残したいのか、どこに時間やお金を使いたいのか。

その最後のDecisionは、自分自身の手元に残しておいてよいのだと思います。

自分に合うBeautyの基準は、
少しずつ育っていく

若い頃には、憧れている誰かのようになりたいと思ったり、流行の髪型やメイクを試してみたりすることがあります。

それも、美容の楽しいところです。

けれど、年齢を重ねていくうちに、自分に対する見方が少しずつ変わってくることがあります。

これは私に似合う。

ここは、以前ほど頑張らなくてもいい。

若い頃には好きではなかったけれど、今はむしろ気に入っている。

ここだけは、少し整えてみたい。

そうした、自分なりの感覚が少しずつ育ってきます。

誰かの基準を借りることから、
自分の基準を持つことへ。

誰かに褒めてもらえることも、もちろんうれしいものです。

でも、それだけではなく、「私はこの感じが好き」「このくらいが私には心地よい」と、自分自身で感じられることを大切にしたくなることもあります。

それは、美容への関心が薄れたということではありません。

むしろ、自分にとってのBeautyの基準が、少しずつ自分の中に育ってきたということなのかもしれません。

これまでさまざまなものを選び、経験してきたからこそ、今になって分かることがあります。

その経験もまた、これからのBeautyを考えるための大切な資源です。

欠点を探さない美容という考え方

鏡を見たとき、気になるところがあってもいい。

少し変えてみたいと思うところがあってもいい。

美容を楽しみたいと思うことも、新しいことを試してみたいと思うことも、もちろん素敵なことです。

ただ、そのたびに、自分の中へ新しい「欠点」を増やしていかなくてもよいのではないでしょうか。

  • 今の私には、すでに何があるだろう。
  • これからも大切に残しておきたいものは何だろう。
  • もう少し活かしてみたいものはあるだろうか。
  • そして、本当に変えたいと思っているものは何だろう。

私たちは、仕事でも暮らしでも、すべてを同じ優先順位で扱っているわけではありません。

大切なことに時間を使い、今は必要ではないものは後回しにし、ときには、もう持たなくてもよいものを手放していきます。

美容も、同じように考えてよいのだと思います。

時間も、お金も、気力も有限です。

だからこそ、すべての「気になるところ」に同じだけの資源を使うのではなく、今の自分が本当に大切にしたいところへ、自分の時間やお金を使っていく。

美容は、自分を採点するためではなく、
自分を心地よく整えるために。

今の自分を知る。

すでにあるものを認める。

残したいものを大切にする。

もっと活かしたいものには、少し時間をかけてみる。

そして、本当に必要だと思うところだけを、必要なときに整えていく。

欠点探しから少し離れてみると、「変えなければ」と思っていた自分の中にも、これから大切にしていきたいBeautyが見えてくるかもしれません。

Think Beautyは、そんな美容との付き合い方を、一緒に考えていきます。

自分の美を、自分で決める。