THINK BEAUTY — 002
足りないものを探すのではなく、
今あるものに目を向けてみる。
もっと何かを足したくなったときこそ。
今の自分に、すでにあるものをゆっくり見つめてみる。
ARTICLE SUMMARY
- 美容は、新しいものを足すところから始めなくてもいい。
- 今の自分にすでにあるものを知り、残したいもの、活かしたいもの、変えてみたいものをゆっくり考えてみる。
- そのときの自分に心地よい形へ、少しずつ整えていく。
美容のことを考えていると、ふと「次は何を取り入れようかしら」と思うことがあります。
新しい美容液、ヘアケア、美容家電、エステ、美容医療。魅力的なものに出会うたびに、「今の私には、まだ何か足りないのかもしれない」と感じることもあるかもしれません。
もちろん、自分に必要だと思えるものを新しく取り入れることも、美容の楽しみのひとつです。
けれども、何かを買う前に。今の自分を変えようとする前に。
すでに何があるのかしら。
そんなふうに、すでに自分の中にあるものを、少しゆっくり眺めてみるところから始めてもよいのではないでしょうか。
今の私には、
もうたくさんのものがある
私たちは、美容を何もないところから始めるわけではありません。
肌や髪、骨格、身体、表情、姿勢、声。そして、その人ならではの雰囲気。
これまでの年月の中で身につけてきた習慣や、「これは私に似合う」と少しずつ分かってきた感覚もあります。
よく眠れること。身体を動かすことが好きなこと。自分に似合う服を知っていること。笑ったときの表情を、人から褒めてもらったこと。
どれも、新しく買い足すものではありません。それでも確かに、今の自分のBeautyを支えてくれている大切なものです。
Beautyではないのかもしれません。
長く自分と一緒にあるものほど、本人には当たり前になっていて、その魅力に気づきにくいことがあります。
だから、新しいものを探しにいく前に、まずは今の自分に何があるのかを見つめてみる。
それだけでも、美容との付き合い方は少し変わってくるように思います。
すべてを変えなくてもいい。
残すもの、活かすものも選べる
美容について考えるとき、どうしても「どこを変えるか」「何を改善するか」という方向に気持ちが向きやすくなります。
でも、自分自身を見つめてみると、選択肢は「変える」だけではありません。
これからも大切に残しておきたいもの。すでに持っていて、もう少し活かしてみたいもの。今の私には、それほど重要ではないもの。そして、必要になったときに改めて考えればよいもの。
Beauty Define Methodでは、そうした選択を、CHANGE、KEEP、USE MORE、NOT IMPORTANTという視点から整理していきます。
残したいものも、私が選んでいい。
すべてを「直さなければいけないところ」にしなくてもいいのだと思います。
今の自分にとって大切なものと、今はそれほど優先しなくてもよいものを分けてみる。
それは、美容に使う時間やお金を、自分が本当に大切にしたいところへ配分していくことにもつながります。
何かを足すよりも、
今あるものを整えてみる
Beautyを「何かを足していくこと」ではなく、「今あるものを心地よく整えていくこと」と考えてみると、美容はもう少し穏やかなものになるのではないでしょうか。
残したいものを大切にする。すでにある魅力を活かしてみる。今の自分には必要のないものは、無理に増やさない。そして、本当に必要だと思えるところにだけ、新しいものを取り入れてみる。
スキンケアも、髪も、服も、身体づくりも、同じように考えることができます。
整えることへ。
「もっと持たなくては」と思うのではなく、今あるものと、本当に必要なものを、どう組み合わせていくか。
そう考えてみると、美容は単なる買い物ではなく、暮らしそのものを、自分にとって心地よい形へ整えていくことにもつながっていきます。
美容は、時間・お金・知識を
どう使うかでもある
美容のために使っているものは、お金だけではありません。
時間、知識、睡眠、食事、運動、毎日の習慣。そして、必要なときに安心して相談できる専門家との関係も、そのひとつです。
大切なのは、どれだけ多くのお金を使うかではなく、今の自分が心地よくいられるために、何に時間やお金を使いたいのかということではないでしょうか。
専門的な知識が必要なときには、肌や身体の状態、医学的なリスク、期待できること、そしてできないことについても、きちんと知っておきたいものです。
そのうえで、自分自身が何を大切にしたいのかを考えてみる。
専門家は、何かを勧めてもらうためだけの存在ではなく、今の状態を一緒に見ながら、「これは今は必要ないかもしれません」と伝えてくれたり、いくつかの選択肢を整理してくれたりする存在であってもよいと思います。
そんな答えも、美しい選択のひとつ。
相談した結果、「今は特別なことをしなくても大丈夫」と思えるのであれば、それもまた、自分にとって納得のできるBeauty Decisionなのだと思います。
今の私に、ちょうどいい美容を
まずは、自分の中にすでにあるものに気づいてみる。
これからも残しておきたいもの。もっと活かしてみたいもの。少し変えてみたいもの。そして、今はそれほど必要ではないもの。
ひとつずつ眺めてみたうえで、「これは今の私に必要」と感じるものだけを選んでいく。
そんな順番で考えてみると、美容は「足りないものを埋め続けること」ではなく、今の自分を少しずつ心地よい状態へ整えていくものになっていくのかもしれません。
- 今の私には、もう何があるかしら。
- これからも大切に残しておきたいものは何かしら。
- もう少し活かしてみたいものはあるかしら。
- そして今、本当に私に必要なものは何だろう。
美容は、何かを足すところから始めなくてもいい。
今の自分にあるものを知り、それを大切にしながら、自分にちょうどよい形へ整えていく。
そんな美容との付き合い方があってもよいのではないでしょうか。